古式 ぶり縄 木登り法


ぶり縄とは

 

 日本古来から、枝打ち職人に伝わる木登り方法(たぶん)。スギやヒノキの下枝を剪定するための日本の伝統的な木登り手法として、中部地方では伝統的な手法と して受け継がれている。二本の丸棒と十数mのシュロ縄だけで、足場を作って登っていくぶり縄。単純だから難しい。単純だから奥が深い。

※なんでも自己責任って書かなきゃいけないのは嫌だけど、このサイトみて木に登って怪我しても自分で治してね。


ぶり縄の基本道具

 

 直径24mm~30mm程度、長さ45~60cmの丸棒(樹種はヒノキ、サクラ、タモ等)2本にと十数mのシュロ縄もしくは10mm程度の細引きを用いる。棒の長さと縄の長さは登る木の太さによって異なる。

 丸棒には「巻き結び」で結びつける。棒の片側のみに結ぶので、要は長いヌンチャクを作るようなもの。

 

登っている様子
登っている様子

結び方

 の壱 X型:最初に習ったぶり縄の結び方。縄のかけやすさは良いが、棒の両端に乗ってはいけない。

 その弐 O型:X型と縄の長さは同じ程度。棒の両端に乗ってもさほど崩れない。

 その参 W型:O型よりも縄を長く使うが、棒の両端に乗っても安定している。

 その四 W型改:W型よりも短い縄で可能。たぶん、これが最終形。棒の両端に乗っても安定している。

登り方

 大切なのは、バランスと幹からの体の浮かし方。